家族で節約することの楽しみ

家族で節約をすることは意外に豊かな楽しみをもたらしてくれるものです。節約の目標とか、節約の結果ではなく、節約そのものを楽しむことができます。
 節約の基本はお金をできるだけ使わないことであり、そのためには手間や時間をかけることが必要です。そして、後者はまさに子育ての基本でもあります。
 子育てで重要なのはお金をかけるかどうかというよりも、親が子どものために手間と時間をかけることだと私は思います。生活のなかでの様々な機会において、様々に関わっていくことが子どもにとって豊かな経験となるのです。
 我が家では節約を通して特に父親である私が子どもと関わる機会が増えました。私は料理が好きなので、様々に節約の工夫をした料理を作ることが子どもにとってはとても楽しいイベントになるようです。小麦粉でいろんなお菓子を作ったり、おにぎりと簡単なおかずを持って近所の公園で食べたりするだけで、子ども達は大満足です。時には一緒に作ったりもしています。
 お金のかかるテーマパークにはほとんど行ったことがありません。私がもともとあまり好きではないことも理由ですが、入場料があまりにも高いと感じるからです。私が子ども達を連れて行くのは、公立の動物園や郊外の大きな緑地公園などです。子ども達がまだ小さいこともありますが、充分に楽しんでくれているようです。
 子どものおもちゃも知り合いからお古をいただくことがあります。おもちゃだけではなく洋服などでも、頂いたお古にちょっとした工夫をしてあげるだけで、子ども達は結構喜んでくれるものです。服であれば、子どもの好きなキャラクターなどのワッペンをつけるだけで喜びます。
 私はこうした子ども達の様子を見て、あるいは子ども達と節約を通して関わることで子どもと妻のいることに大変感謝するようになりました。家事の一切、子育てもすべて妻に任せ切りだったこともありましたが、その頃と比べて子ども達との関わりも妻との関わりも増えました。また、私が忙しいときには、妻も子ども達も今まで以上に私をいたわってくれるようになった気がします。
 我が家では節約生活が家族のきずなを強くしてくれたような気がしています。

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